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Linux 上のファイル システムを整理整頓する

原文は、こちらです。
bleachbit 1
Linux は、サーバー、デスクトップ両方の環境に適したシステムです。しかし、エンド ユーザーの間違いや忘却には不寛容です。忘却の観点で言えば、フォルダーの混乱はユーザーの責任でもあります。たいした問題ではないと思われがちですが、これは、データを失ったり、(最悪の場合は) システムの安全性を損ねたり、不安定にしたりします。しかし、幸いなことに、フォルダーの混乱は簡単に避けることができ、修正できます。ちょっとした注意と保守を行うことで、ディレクトリ構造をきれいに保ち、長期間利用に耐えることができます。
 
それでは、混乱を避ける方法と、修正する方法を学びましょう。
 

混乱を避ける

最近の Linux システムは、混乱を避けるための機能を提供してきました。しかしそれは、問題解決をしてくれるということではありません。皆さんは、ファイルやディレクトリの混乱がシステムを破壊しないように、予防措置を取らなければなりません。幸いなことに、フォルダーの階層構造を視覚化して、混乱を引き起こさないようにできるのです。
 
ファイル マネージャーを開いて、ホーム ディレクトリを表示します。何がありますか。以下のものがあります (訳注: ディストリビューションによっては、英語のままのものもあります)。
 
  • ドキュメント
  • ダウンロード
  • 音楽
  • ピクチャ
  • パブリック
  • テンプレート
  • ビデオ
 
システムに存在するすべてのユーザーのホーム ディレクトリには、上記のフォルダーがあります。これらのフォルダーには、各ユーザーのそれぞれのデータを格納します。このフォルダーは、単純で、平均的なデスクトップ ユーザーに適しています。文書はドキュメント フォルダーに、音楽は音楽フォルダーに格納するわけです。
 
しかし (常に、「しかし」があります)、作成、ダウンロード、または受け取った文書をすべてドキュメント フォルダーに入れてはなりません。まず、方針を決めます。ドキュメント フォルダーにサブフォルダーを作成します。次のような感じです。
  • ワーク
  • 学校
  • クリエイティブ
  • スケジュール
もっと、詳細にしても構いません。
 
たとえば、ピクチャ フォルダーは、一番混乱しやすいものです。あなたが、プロ・アマの写真家だとしましょう。すべてのイメージ取り込みに、Shotwell のようなツールを使うでしょう。標準では、Shotwell はイメージを取り込むと、日付をベースにしたフォルダーごとに格納します。つまり、写真が、2014、2013、2012、2011、2010、..... のような名称のフォルダーに格納されるのです。SD カードをリーダーに入れて、すべてのファイルをピクチャ フォルダーに格納すると、事態は混乱するわけです。
 
もう少し考えてみました。すべの大事なデータを 1 つのドライブに格納するのではなく、2 つめのドライブを取り付け、そこにすべてのデータを格納することにしました。ホーム ディレクトリにあるフォルダーから、2 つめのドライブのフォルダーへのリンクを張りました。これで、以下のことが達成できます。
  • オペレーティング システムを格納したドライブがいっぱいになることを防ぐ
  • OS の再インストールを、データ ロスの危険なしに行える。
1 つめの問題は、OS を格納するために小容量の SSD (ソリッド ステート ドライブ) を使っているときに顕著です。すべてのデータが 2 つめのドライブにあることを確認してください。ドライブを追加するときに、フォルダーの階層構造をどうするかに気を配ってください。決して、適当に入れるなんてことはしないでください。混沌に陥るでしょう。
 
ドライブを追加したいとして、ハードウェアもあり、大量のデータを保有しているとしたら、文書、音楽やビデオ用にドライブを分けることをお勧めします。
 

混乱を修正する

もし、ディレクトリの階層構造に気を配らず、いつもファイルの山を検索しているような事態になったらどうしますか?このような混乱状態のシステムを修正するには、どうしたら良いでしょうか。幸運なことに、いくつかツールがあります。ここで、紹介したいと思います。
 
最初のツールは、Bleachbit です。このシステムは、以下のファイルを対象としています。
  • キャッシュ
  • バックアップ ファイル
  • 一時ファイル
  • クッキー
  • その他
Bleachbit は、多数のディストリビューションに採録されています。ですから、各システムのインストール ツール (たとえば、Ubuntu ソフトウェア センター) を使って簡単にインストールできます。インストール後に起動し、クリーンにしたいものをチェックします (上のイメージを参照)。そして、クリーン ボタンを押すだけです。
 
以下のようなファイルを扱うツールが必要であれば、FSlint が良いでしょう。
  • 重複したファイル
  • 問題がある名称のファイル
  • 一時ファイル
  • 壊れたシンボリック リンク
  • 空っぽのディレクトリ
  • ストリップされていないバイナリ
重複ファイルの検索は、それだけで FSlint を導入する意味があります。簡易検索をすると以下のような出力を出します。
fslint 1
フォルダー群の大きさと内容によりますが、重複ファイルの検索には時間がかかります。ですから、始めるときには、十分な時間を確保しておいてください。73% 消費した 2T バイトのドライブで、FSlint を実行して重複ファイルを検索したら、1 時間近くかかりました。
どのようなファイルがスペースを占領しているのでしょう。ドライブのどこかに、ダウンロードした ISO ファイルを置いているかもしれません。そんなときは、Graphical Disk Map (GdMap) を使うとよいでしょう。標準リポジトリからインストールします。クリックして、実行します。何がスペースを占領していて、それらはどこにあるかを表示してくれます (下図)。
gdmap 1
ヘッドレス (訳注: ディスプレイを持たない) や GUI を持たないサーバーの場合、重複ファイルの検出等の作業をコマンドラインで行う必要があります。このような場合、レギュラーエクスプレッション(regex)を使います。レギュラーエクスプレッションは、強力なツールで、適切なコストを払うことで、どのようなことでも可能です。コストというのは、学習に手間がかかるということです。レギュラーエクスプレッションはチャレンジングですが、強力です。つぎのコマンドで、Linuxドライブ中の重複ファイルを検出できます。
find -not -empty -type f -printf "%s\n" | sort -rn | uniq -d | xargs -I{} -n1 find -type f -size {}c -print0 | xargs -0 md5sum | sort | uniq -w32 --all-repeated=separate | cut -f3-100 -d ' ' | tr '\n.' '\t.' | sed 's/\t\t/\n/g' | cut -f2-100 | tr '\t' '\n' | perl -i -pe 's/([ (){}-])/\\$1/g' | perl -i -pe 's/'\''/\\'\''/g' | xargs -pr rm -v
最低限の計画と適切なケアを行うことで、デスクトップを混乱から守ることができます。制御不能になったとしても、いろいろなツールがあります。どのツールが使えるか、自分のシステムに適切に使えるかがわかれば、制御をとり戻すことは簡単です。
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