twitter icon   twitter icon   rss icon

Linux.com Japan

Home Linux Jp チュートリアル Linux でタッチスクリーンを使う

Linux でタッチスクリーンを使う

原文はこちらです。
 
タッチスクリーンは、古臭いインタフェースを打ち負かしてしまう可能性のあるハードウェアの 1 つです。古臭いとはマウスのことを言っていますが、これは、タッチスクリーンのせいで絶滅の危機にあります。タッチスクリーンを一度でも使えば、新鮮な空気を胸一杯に吸い込んだみたいに爽快でしょう。
 
しかし、Linux の世界では薔薇色ではありません。Linux がサポートしているデバイス (たとえば、Ubuntu は、System76 Sable Touch 上で動作します) では、期待したことが全部はできません。確かに、3、4 本の指によるジェスチャはできますが、”go-to” ジェスチャ (Firefox 上で、右ボタンをクリックしてスクロールさせること) は、できません。
 
しかし良い話もあります。必要なジェスチャを認識できるようにするのは、それほど困難ではありません。アプリと Firefox エクステンションのインストールが必要なだけです。ただし、すべてのディストリビューションがこのワークアラウンドをサポートしていないのが問題です。結局、これは、タッチスクリーンが消え去ってしまわない (つまり、もっとポピュラーになる) ように、Linux コミュニティが活動してくれることにかかっているのかもしれません。では、タッチスクリーンをまともに動かす方法について説明しましょう。

必要なもの

まず、デスクトップで一番使用されるツールのブラウザについて考察します。Google Chrome は捨てなければなりません。なぜなら、現時点では、Google Chrome と Linux タッチスクリーンは同時に動かすことができません。そこで、Firefox とそのエクステンションを使用します。

Firefox

素の状態では、Firefox はタッチスクリーンをサポートしていません。しかし、問題を解決してくれるエクステンションがあります。Grab and Drag です。これは、grab,drag によるスクロールと同時にフリック スクロール、慣性スクロール (訳注: 素早くスクロールして、指を離してもスクロールが継続すること。こちらを参照) をサポートします。
 
“Tool” の ”Add-ons” をクリックして、次に ”Get Add-ons” をクリックします。検索窓に ”grab and drag” と入力します。検索結果 (図 1) から、”Grab and Drag” エクステンションをインストールします。
touchscreen 1
Firefox を再起動します。再起動後、”Add-ons” ウィンドウが開かれたら、エクステンションを選び、”Grab and Drag” を選択し、”Preference” を選びます。”Momentum” タブは、タッチスクリーンをサポートしていないため、無視します。オプション タブを開き、”Drag” 速度に関する設定を行います (図 2)。標準では、スクロールは遅く設定されているため、私は、1.6 倍を設定しました。これが、タッチスクこれが、タッチスクリーンを Firefox で使用するのにちょうど良いと思いました。
touchscreen 2
これで、Firefox の設定は終わりました。マルチタッチのジェスチャを認識するアプリケーションをインストールしましょう。

Touchegg

このアプリを Ubuntu14.10 上にインストールします。他に、ジェスチャ設定を GUI で行うツールも追加します。GUI ツール、touchegg-gce をインストールする前にインストールするべきものがたくさんあります。
 
GUI のインストール前に、基本ツールをインストールします。Touchegg は標準のレポジトリにあるので、簡単なコマンドでインストールできます。
 
Sudo apt-get install touchegg
 
インストールができたら、GUI ツールに必要なソフトウェアを以下のコマンドでインストールします。
 
Sudo apt-get install build-essential libqt4-dev libx11-6
 
これらをインストールしたら、Touchegg-gce をダウンロードして、書き込み権限があるディレクトリに格納します。以下のようにして、インストールします。
  1. zip ファイルを格納したディレクトリへ行く。

  2. unzip Touchegg-gce-master.zip コマンドで、展開する。

  3. Touchegg-gce-master ディレクトリへ行く。

  4. qmake コマンドを実行する。

  5. make コマンドを実行する。

  6. touchegg-gec ファイルを /usr/bin にコピーする。

これで完了です。Touchegg-gce コマンドを実行できます。最初に起動した時に、言語を選択します (これは、アプリを起動すると毎回聞かれます)。アプリの主画面 (図 3) で、”Load” ボタンを選択して、Touchegg 設定ファイル (標準では ~/.config/touchegg/) をロードします。
touchscreen 3

これで、既存のジェスチャの変更と新規ジェスチャの作成ができます。設定のオプションを理解する必要があります。まず、以下の 4 つのオプションを理解しましょう。

  • Fingers: 何本の指を使用するか
  • Gesture: 実際のジェスチャの定義 (タップ、Drag、ピンチ、回転、タップと保持、連続タップ)
  • Direction: ジェスチャの方向 (全部、上、下、左、右)
  • Action: ジェスチャと結びつけるアクション (例:マウスクリック、スクロール、最小化、最大化、閉じる)
“add” ボタンをタップ (クリックのこと) して、新しくジェスチャを作成します。例として、2 本の指で drag すると、上方向にスクロールするというジェスチャを作成します。All グループの中に作成します (つまり、すべてのアプリケーションに適用されるということです)。ポップアップ (図 4) から、設定を始めます。
  • Fingers: 2
  • Gesture: Drag
  • Direction: Up
  • Action: スクロール
設定を終えたら、”OK” を選択すれば、使えるようになっています。
touchscreen 4

もし特定のジェスチャを特定のアプリケーション、もしくはアプリケーションのグループのみで有効にしたい時は、新規にグループを作成します。ウィンドウの左側のグループ下の “Add” ボタンを選択します。ポップアップ (図 5) で、次の 3 つの設定をします。

  • Applications: ジェスチャを適用するアプリケーション
  • Add to: ”New Group” を選択
  • Take gestures from: テンプレートとして、他グループのジェスチャを利用できる。

touchscreen 5

新規にグループを作成したら、そのグループに適用するジェスチャを作成します。

ジェスチャとグループを作成したら、”Save” ボタンを選択します。これを忘れると、せっかくの定義が失われてしまいます。Touchegg が再起動し、定義したジェスチャが有効になります。

“Drag and Grab”、Touchegg などのアプリを使っていますが、Linux 上でタッチスクリーンを使えるようになりました。すべてのジェスチャが、すべてのデバイスで使えるわけではありませんし、マウスを使う場合もまだ多いことでしょう。今年、状況が改善されることを期待しています。タッチスクリーン デバイスが増えるたびに、格闘しているかもしれません。
Linux Foundationメンバーシップ

30人のカーネル開発者

人気コンテンツ


Linux Foundationについて

Linux Foundation はLinux の普及,保護,標準化を進めるためにオープンソース コミュニティに資源とサービスを提供しています

 

The Linux Foundation Japan

サイトマップ

問い合わせ先

サイトに関するお問い合わせはこちらまで

Linux Foundation Japan

Linux Foundation

Linux Training

提案、要望

Linux.com JAPANでは広く皆様の提案、要望、投稿を受け付ける予定です。

乞うご期待!