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Home Linux Jp チュートリアル Linux 上で Audacity を使いこなす

Linux 上で Audacity を使いこなす

原文はこちらです。
 
Podcasing がホットな話題です。さまざまなトピックをカバーする podcast があります。もし、Linux 上で podcast を始めるのであれば、フリーの Audacity があります。Audacity は、オープン ソースのさまざまなプラットフォームに対応し、podcast に最適な録音・編集ソフトウェアです (音楽、講座、その他の録音、編集も、もちろんできます)。
 
Audacity の特筆すべき点は、その学習カーブにあります。これは、Protools や Ardour (これらは、完璧なスタジオ用編集ソフトウェアです) とは違います。専門家用の学習カーブの前に落ち込むことはありません。Audacityは、簡単で誰でもとっかかりやすく、即座に録音を始めることができます。
 
しかし、簡単に始められるからといって、ツールの力を完全に発揮させることができる訳では ありません。たくさんのノウハウがあり、使いこなすことで、より効率的に学習でき、より良い音質で楽しむことができます。
 
始めましょう。
 

デフォルトのサンプリング レート

まず、サンプリング レートが、人間の可聴周波数範囲 (-22.050KHz) をカバーしていることを 確認します。理想的には、44100Hz となります。これは、CD 品質の録音に使われるものと同じ です。Audacity 画面の左下にある「プロジェクトのサンプリング周波数(Hz)」 ドロップダウン メニューで対象ごとに設定可能です (図 1)。
 
audacity bitrate
すべての対象で、44100 をデフォルトで使用する時は、「編集」->「設定」->「品質」 ->「サンプリング周波数 (デフォルト)」で設定します (図 2)。
 
audacity default sample rate
 
「サンプル形式 (デフォルト)」ドロップダウン メニューで、32 ビット フロートを選択します。
 

MP3 エクスポート オプション

多くの方がここで躓きます。デフォルトでは、Audacity は、エクスポート用に低品質フォーマットを 採用します (ファイル サイズの節約のためです)。Audible.com のように、ほとんどのサイトでは 192kbps 以下のフォーマットは使えます。実際、高品質のエクスポートのためには、192Kbps が理想です。また、ステレオ モード (ジョイント ステレオではなく) でエクスポートをするため、ステレオ トラックを分離しておきます。
 
これらのオプション設定は、やっかいです。「設定」メニューには見当たりません。そのかわり、ファイルをエクスポートする際に、「オプション]が表示されます。それをクリックし、図 3 のように値を設定します。
 
audacity export options
1 回設定すれば、すべてに適用されます。
 

雑音

最初に注意するのは、「雑音」です。録音中には、さまざまな音が混ざり込みます。ポップ音、クリック音、息づかいなどです。これらは、すべて podcast 録音の邪魔物です。これらを取り除く良い方法があります。まず、対象を自然にしておくことです。すべての息づかいを取り除けるわけではありません。場違いな音や若干大きめの音が取り除けます。では、どのようにするのでしょうか。
 
息づかいを見つけて、簡単に取り除きます。時には、音飛びが起こります。そのときには、ちょっとした技を使います。Audacity には、いろいろなフィルターがあります。その間に、フェード イン、フェード アウトがあります。2 つのフィルターにキーボード ショートカットを割り当てることで、消去したい雑音部分を強調し、ショートカットを押下して削除します。
 
ショートカットの割り当ては、以下のように行います。
 
1. 「編集」->「設定」
 
2. 「キーボード」へ行きます。
 
3. 「フェードイン」を選択します。
 
4. 「設定」の左のテキスト領域を選択します (図 4)。
 
5. 使いたいキーボード ショートカットを押します。
 
6. 「設定」をクリックします。
 
7. 「フェード アウト」について、上記を繰り返します (別のショートカットを使用します)。
 
audacity fade in shortcut
セクションを強調し、Fade In のショートカットをクリックし、続いて Fade Out のショートカットをクリックすることで、大事な音を消すことなく、雑音を消すことができます。
 

正規化と低音強調

すべての録音で使う技を紹介します。全部を録音するのに、数日かかるものがあります。そのような時に、音が大きくなる日があります。または、複数のソースから結合する時に、すべての音源が同じ音量とは限りません。この時に正規化 (normalize) する必要があります。正規化とは、各トラックの最大音量を揃えることです。これにより、特定のトラックだけ音が大きくなることが避けられます。ステレオの両トラックのバランスの違いも同様に解消できます。MP3 にエクスポートしてから正規化を行います。MP3 にエクスポートしたファイルを再び Audacity で、オープンします。全選択 (Ctrl+A) をします。「エフェクト」->「正規化」をクリックします。私は、最大振幅 (amplitute) に、-1.0dB を指定しています (図 5)。そして、「DC オフセットの削除 (センターを 0.0 にする)」をチェックします。
 
audacity normalizing
これで、Audacityでの低音制御ができました。正規化後、一旦戻って、低音強調を行います。これにより、音質の品質が向上します。これは、音源のもともとの品質によります。たとえば、James Earl Jonesian の声を録音する時は、低音強調は逆効果です。ですから、この方法はソースによって選択してください。
 
低音強調は、低音・高音フィルターを使います。すべてのトラックを選択して、「エフェクト」->「バスとトレブル」をクリックします。ポップアップ メニュー (図 6) から低音を調整します (「プレビュー」を選択して、確認してください)。
 
audacity add bass
低音を強調しすぎるようなことはしないでください。録音の品質が悪くなります。これについては、わずかのさじ加減が大事です。
 
ここまでの方法で、Audacity を使った高品質の結果が得られます。もっと効率的で高品質な録音ツールがあると思いますが、ここまでの知識で、録音関係について始めることができます。
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