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Home Linux Jp チュートリアル Cubieboard パート 2: Allwinner A10 のベンチマーク

Cubieboard パート 2: Allwinner A10 のベンチマーク

原文は 2013 年 9 月 12 日に掲載されました。
 

前回、Cubieboard を取り上げ、Linux のインストール、消費電力について説明しました (「$50以下で買えるSATA付きARM A8 CPUボード:Cubieboard」を参照)。今回は Cubieboard の A10 ARM の性能に関して見てみましょう。注意して欲しいことは、Cubieboard と BeagleBone Black はシングル コアであるのに対して、GK80 と ODroid-U2 はクアッドであり、Intel 2600K はハイパースレッディング機能を持っていることです。

cubieboard

ベンチマークには、SanDisk の 16G バイト、マイクロ SDHC カードを利用しました。カードは約 $50 で購入可能で、30M バイト/秒の性能があるため、小型の ARM マシンに必要な性能とコストを満たしています。このカードを「テスト用マイクロ SD カード」とします。openssl-1.0.1e.tar.gz を「テスト用マイクロ SD カード」上に展開するのに 7.6 秒必要でした。Intel 2600K デスクトップ マシン上では 8.5 秒でした。コンパイルは、Cubieboard 上で 25.5 分、GK802 クワッドコア Freescale i.MX6 マシン上で 8.5 分、Intel 2600K 上では 1.5 分でした。

Openssl スピード テスト

Openssl スピード テストは、暗号化とダイジェストの両方で、Cubieboard (図の赤線) と BeagleBone Black (図の青) で同じ傾向でした。RSA 署名では、Cubieboardは 166 で、BeagleBone Black の 163 を若干上回りました。しかし、ほぼ同じようなものです。

ciphers copy

digests copy

グラフィックス性能

2 次元描画の性能評価に、Cairo Performance Demos のバージョン 1.0.1 を使用しました。3 つの回転するギア、4 つの線グラフの描画、水槽を泳ぎ回る魚、画面内を動き回る花の描画です。比較用に、2 つのディスプレイ (1 つは 2560*1440、もう 1 つは 1080p) を接続した NVidia GTX 570 カードを装備した 2600K CPU を用意しました。1080p ディスプレイを接続した GK802 と 720p ディスプレイを接続した BeagleBone Black も用意しました。

cairo copy

ウェブ ブラウジング

ウェブ ブラウジングの性能評価には、Firefox と Octane Javascript ベンチマークを利用しました。Intel 2600K は最高性能 9667 を出しました。次が ODroid-U2 で 1411、その次が GK802 の 777、Cubieboard は 384 でした。最後が BeagleBone Black の 367 です。改めての指摘ですが、BeagleBone Black と Cubieboard はシングル コアで、他はクアッドか、それ以上です。

octane copy

Cubieboard には 4G のフラッシュが内蔵されています。Bonnie はディスク キャッシュの影響を除外するため、メモリの 2 倍の書き込みを行います。Ubuntu をインストールしてあったため、使用できる容量が 600M バイトしかありません。最初に 200M バイトまでの書き込みにしてみましたが、3 回やってみていずれも IO 中に kernel Oops になりました。そこで Ubuntu を諦め、nandd パーティションを再フォーマットし、ジャーナルなしの ext4 ファイル システムを作成しました。この結果、シーケンシャルの出力が 4.6M バイト/秒、入力が 68M バイト/秒となりました。1G バイトの RAM がキャッシュとして使用されるため、入力の性能は実力より高く出ています。

user@bbb:~/flash$ /sbin/bonnie++ -f -m cubieflash -s 100 -r 50 -n 0 -d `pwd` 
... Oops!
... Reboot...
# mount | grep nandd
/dev/nandd on /mnt/t2 type ext4 (rw,relatime,data=ordered)
# mkfs.ext4 -O ^has_journal -E stride=2,stripe-width=1024 -b 4096 -LTESTFS /dev/nandd
# mount LABEL=TESTFS /mnt/test
# cd /mnt/test
mkdir benchmarking
# chown ben benchmarking
# su -l ben
$ cd /mnt/test/benchmarking
$ /sbin/bonnie++ -f -m cubieflash -s 200 -r 100 -d `pwd` 

SATA ポート

SATA ポートを使用可能にするために、いくつかすべきことがあります。まず、sunxi-tools を使って、/boot/script.bin が SATA ポートを初期化できているかを確認します。Fedora 18 では SATA ポートが使用可能になっていなかったので、script.fex ファイルを更新して /boot/script.bin ファイルを fex ファイルから再生成しました。

SanDisk Extreme の 120G バイト SSD をテスト用に用意しました。これは、約 $100 で購入できます。ext4 ファイル システムを構築し、標準のオプションでマウントします。SSD への書き込みは 41M バイト/秒、読み出しは 104M バイト/秒、1849 シーク/秒でした。比較として、TI OMAP5432 では 66M バイト/秒の書き込み、131M バイト/秒の読み出し、8558 シーク回数/秒でした。

# bin2fex /boot/script.bin > /boot/script.fex 
# vi /boot/script.fex 
...
sata_power_en = port:PB08<1><default><default><0>
...
# fex2bin /boot/script.fex >| /boot/script.bin
# modprobe  sw_ahci_platform
# su -l ben
$ cd /mnt/ssd/benchmarking
$ bonnie++ -f -m cubiessd -d `pwd` 

Cubieboard は、同じ 1GHz のシングル コア マシンである BeagleBone Black と同様の性能結果を出しました。Cubieboard2 は、デュアル コアの Allwinner A20 CPU を搭載しています。ハードウェアの力を借りて、1080 ビデオ デコードを動作させました。vlc をコンパイルして、CedarX のライブラリを導入しました。Cubieboard についてくる SATA ポートとケーブルは、この価格帯では珍しいもので、下のクラスの SSD を接続するのに良い性能を持っています。

【参考文献】

Getting Started With the BeagleBone Black: A 1GHz ARM Linux Machine for $45
(日本語訳: Bone Black 事始め: 45 ドルで買える 1GHz の ARM Linux マシン )

BeagleBone Black Part 2: Linux Performance Tests
(日本語訳: BeagleBone Black パート2 : Linux 性能テスト)

How to Run Linux on ODROID-U2: A Monster of an ARM Machine

ODROID-U2 Part 2: Benchmarking the ARM Beast

OMAP5432 Review: Texas Instruments' Dual Core ARM A15

Benchmarking Performance of TI's OMAP5432 Board

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