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Home Linux Jp チュートリアル Gallium OS: Chromebook に最適な Linux ディストリビューション

Gallium OS: Chromebook に最適な Linux ディストリビューション

原文は、2015 年 12 月 3 日に掲載されました。

実を言うと、著者は Chromebook の大ファンです。小説を書く時、最初の版は Pixel (これは、スクリーン、キーボード、トラックパッドいずれも最高です) を使っています。出かける時には Acer C720 を持ち歩きます。しかし Chrome OS を使っていると、Google プラットフォームではできないことがあることを感じます。例えば、Google doc 用のエディターは使いづらいものです。Pixir でイメージを編集すると、GIMP で作業する時の半分の効率になるのです。録音する時には Audacity の柔軟性やパフォーマンスを捨てなければなりません。

これらの機能をフルに使いたい時はどうすればよいでしょうか。1 つは、Chrombook に Linux をインストールすることです。なぜそうしないのか。これにより、充分安価なハードウェア上で、完全なプラットフォームを使ってすべての仕事ができるようになります。もちろん、普通のハードウェアが用意でき、Chrome OS を使いたいとしたら、CloudReady をインストールすれば良いのです (これについては、"Neverware's CloudReady Brings a Chromium-Fueled Chromebook OS to Standard Hardware"を参照してください)。

Chromebook に Bodhi Linux をインストールする方法については、以前解説しました。Bodhi は、たいていの Chrombook にインストールできますが、いくつかの Chrombook では工夫が必要になります。そこで、GalliumOS の出番です。GalliumOS は以下のような点で Chromebook 用 Linux として理想的です。

  • Xubuntu をベースとしており、軽量で性能を重視したデスクトップ環境を提供しています。

  • 他の Chromebook 用 Linux Distribution の半分の時間でブートできます。

  • Chromebook 備え付けの touchpad 用のパフォーマンスやレスポンス性能に優れたドライバーが組み込まれています。

  • 省電力のために Kernel watchdog timer を禁止しています。

  • 性能向上のために Kernel を最適化しています。

  • さらなる性能向上のために zram をスワップに使用しています。

通常は Acer C720 に Linux をインストールし、数日使用したら Chrome OS に戻してしまいます。Gallium OS をインストールして 2、3 週間使用した時、私はそのまま使用続ける決心をしました。使いやすかったからです。

興味を持たれましたか? それでは、Gallium OS をインストールしましょう。

注意: Gllium をインストールする前に、Chromebook Recovery Tool  をインストールして、復活用に USB ドライブを作成することをお勧めします。復活用ドライブなしでは、Chrome OS へ戻すのは大変です。

 

ハードウェアについて

ブート用 USB ドライブ作成に先立って、いくつか考慮しておくことがあります。まず、ハードウェアの互換性です。Gallium OS の開発者は、現在、動作するハードウェアのリストを compatibility matrix  として公開しています。それには、チップセットの情報も含まれています (後で必要になります)。自分の所有しているハードウェアが入っているか確認してください (チップセットも確認してください)。

次の確認点は、チップセットです。Haswell チップセットであれば、問題ありません (やることは、ブートフラグのいくつかを有効にするだけです)。もし Broadwell か Bay Trail のチップセットだった場合は、ここに書かれた方法で Gallium OS 用の設定をしてください。著者の Acer c720 は Haswell を使用していたので、そのまま次のステップに行きます。

 

USB ドライブの作成

まず、ブート用の USB ドライブを作成します。Linux マシンに対応した正しいイメージ をダウンロードします。~/Downloads にダウンロードしたら、以下の手順を実行します。

 

1. ターミナルを開きます。

2. cd ~/Downloads として、Downloads ディレクトリに移動します。

3. ダウンロードしたファイルの名称を galliumos.iso とします。

4. USB ドライブを挿します。

5. lsblk コマンドで、USB デバイスの名称を確認します (/dev/sdjのような名前です)。

6. USB ドライブを (mountされていれば) unmount します。umount /dev/sdX (X はドライブの名称です) コマンドを使います。

7. sudo dd bs=1M if=gallium.iso of=/dev/sdX (X は USB ドライブの名称) コマンドを実行して、ブート可能なドライブを作成します。

8. 終了を待ちます。

注意:  sudo が使えないディストリビューションを利用している場合は、su コマンドで root になり、dd コマンドは sudo を省いて実行してください。

USB ドライブを抜いて Chromebook に差します。

Developer モードで Chrombook を起動します。Escape と Refresh ボタンを押したまま、電源ボタンを押します。デバイスがリブートすると、警告メッセージが表示されます。Ctrl+D を押して、続けます。Developer モードになったら、必要なブート フラグを設定します。次のようにします。

1. Ctrl+Alt+T を押します。

2. bash 画面で、shell と打ちます。

3. sudo crossystem dev_boot_usb=1 dev_boot_legacy=1 を実行して、フラグを設定します。

これで、USB ドライブを挿して Chromebook をリブートします。先ほどと同様の警告メッセージが表示されたら、Ctrl+L を押し、USB ドライブから起動させます。

 

Gallium OS のインストール

Gallium OS がいわゆる Live イメージで起動するため、親しみやすい画面が見えます。まず、無線 LAN を接続し、Gallium OS アイコンをダブル クリックします。これで、インストールの wizard 画面が表示されます (図 A)。

インストール wizard はいたって標準的で、Linux をインストールした経験のある人であれば、問題なくできるでしょう。インストールを完了したらリブートして、Chromebook で Linux を使いこなしてください。

 

使い方

デスクトップ環境は使いやすくできています。Xfce を使うことで、Gallium は学びやすい環境を提供しています。デスクトップのレイアウトも柔軟性に富んでいます。しかし、これがすべてでもあります。Acer C720 の Gallium OS をインストール後、最初に Audacity をインストールして、音楽を録音できるようにしました (図 B)。

Synaptic を使って、簡単にアプリケーションをインストールできます。アプリケーションを検索し、インストールするだけです。コマンド ラインがよければ、ターミナルを開いて、インストールのためのコマンドを実行します (図 C)。

ストレージの限界

Chromebook はストレージに制限があります。Gallium は、家で Linux を使用するのと同じ環境を提供してくれます。実際に持っているより大きいストレージがあるかのように見せてくれます。アプリケーションをインストールする時は、このことに気をつけてください。そうすれば問題ありません。

Chromebook を使いこなしたい人たちにとって、Gallium OS は理想的なプラットフォームと言えます。インストールも簡単で、得られるものも驚異的です。是非ともこのディストリビューションを試して、それがもたらすものを感じてください。

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