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Googleクラウドの核心を読んだ

The Datacenter as a Computerの日本語訳が日経BP社から出版された。高畠さまから献本をいただく。ありがとうございました。 すでに原著は「データセンターがコンピュータになる時代」http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20091121#p1 で紹介したとおりである。今回改めて日本語で読み直してみて、クラウド、クラウドと言う前に前提知識として本書で触れられていることはちゃんと押さえておくべきだと強く感じた。 コンピュータサイエンスの書籍ではほとんどふれられていない「第6章コストのモデル化」、「第5章エネルギーと電力の効率」「第7章障害と修理への対応」など本書の極めてユニークなところだ。 コンピュータアーキテクチャーの設計というのは、結局のところ、要素技術をもっとも安いコストで、高性能に構築することに他ならない。この当たり前のことを再認識させてくれるという意味でも本書の意義は大きい。 WSC(Warehouse...

The Datacenter as a Computerの日本語訳が日経BP社から出版された。高畠さまから献本をいただく。ありがとうございました。

すでに原著は「データセンターがコンピュータになる時代」http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20091121#p1 で紹介したとおりである。今回改めて日本語で読み直してみて、クラウド、クラウドと言う前に前提知識として本書で触れられていることはちゃんと押さえておくべきだと強く感じた。


コンピュータサイエンスの書籍ではほとんどふれられていない「第6章コストのモデル化」、「第5章エネルギーと電力の効率」「第7章障害と修理への対応」など本書の極めてユニークなところだ。

コンピュータアーキテクチャーの設計というのは、結局のところ、要素技術をもっとも安いコストで、高性能に構築することに他ならない。この当たり前のことを再認識させてくれるという意味でも本書の意義は大きい。

WSC(Warehouse Scale Computer)という概念を提唱している。データセンター規模のコンピュータを実装、運用していく上で、より高価なコンピュータを利用するのではなく、廉価なコモディティサーバーを多数利用するということを前提に設計していくと、機械は故障するのが必然なのだから、ソフトウェアによって、耐障害性を持たせるというアプローチになる。

どれもこれもGoogleという世界最大規模のコンピューター(データセンター)を開発運用している経験からくる貴重な知見に基づく示唆に富んだ一冊になっている。より深く技術的な背景を理解するには、引用されている多数の論文に目を通す必要がある。

コンパクトな参考書として、読んでおきたい。

おまけ:日本語タイトルは「Googleクラウドの核心」ではあるが、本文には「クラウド」という単語はほとんど出てこない。昨今流行りの「クラウド」本と一線を画すところである。(本文の中では、第1章と第8章にそれぞれ一つ二つ登場するだけである)

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