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Home Linux コミュニティ ブログ LF Staff's Blog - Noriaki Fukuyasu 『Community』と『Globalization 3.0』

『Community』と『Globalization 3.0』

Linuxカーネルコミュニティで開発に携わること。
それそのものの「行為」としては、「コードを書く」以外の何者でありません。
ただこのバザール型共同開発の仕組みは、実は歴史的、経済産業的に極めて重要な意味合いを持っています。

少し以前の書籍ですが、米国の有名なジャーナリストであるトーマス・フリードマンが著した『フラット化する世界』の中で、彼は『グローバリゼーション』という一つの事象を歴史的に考察した中で、現在を「Globalization 3.0」であると表現しています。

彼の歴史的考察(つまりGlobalization 1.0 と Globalization 2.0 )は端的には次の通り説明されています。

Globalization 1.0:
時期 1492年~1800年代初頭、大航海時代~産業革命あたり
Globalizationの原動力:国家

Globalization 2.0:
時期 1800年~2000年前後 産業革命~ドットコムバブル
Globalizationの原動力:多国籍企業

では、2000年前後から始まる「Globalization 3.0」とはどのような時代か?
それは「個人」がインターネットを介し、国境を越えて、企業の壁も超えて、世界中と繋がり、協調し、競争する時代であるとフリードマンは述べています。

さて、ここでふとある事に気づくかと思います。
「国境を超えて」「企業の壁も越えて」「インターネットで世界中と繋がり」「協調する」・・・。
これらの要件はそっくりそのままオープンソースのコミュニティにもあてはまります。
換言すれば、オープンソースのコミュニティはGlobalizaiotn 3.0を体現しており、また始まってまだわずか10年程度の新しいグローバリズムの段階の最先端を走っていると言えます。

このGlobalization 3.0では多くのパラダイムシフトが起きています。
まず、Globalization 1.0と2.0は、厳密には「欧米国家」と「欧米多国籍企業」によるグローバリゼーションでした。
一方Globalization 3.0の世界では、欧米人に限らず、中国人、インド人、それに日本人などまさに世界中の人々(あらゆる国籍、人種)がインターネットで繋がり世界を「小さく」そして「フラット化」させています。

またGlobalization 3.0の世界ではイノベーションのスタイルも変わります。
これまでの大企業による垂直統合型・完全自前主義のイノベーションから、より水平連携でオープンなイノベーションに変わって行きます。

オープンソースのコミュニティはこうしたパラダイムシフトのまさに最先端を走っていると言えますし、また寧ろこういったパラダイムシフトの大きな原動力になっているとも言えます。

本日正式オープンしたこのLinux.com Japanは、このサイトに訪問される全ての方とLinuxカーネルコミュニティをつなぐ架け橋にしたいと願い始めました。
このサイトでコミュニティを知り、実際にコミュニティに参加し、また自らも情報発信する、そんなサイトになって欲しいと願っています。

Globalization 3.0はすべての個人が世界と「協調」し、また対等に「競争」するチャンスにあふれています!

Welcome to Linux.com Japan !

 

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