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OPNFV の新リリース Brahmaputra の紹介

原文は 2016 年 3 月 2 日に掲載されました。

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今週、私たちは 2 つ目の OPNFV プラットフォーム Brahmaputra をリリースできます。私は OPNFV コミュニティをとても誇りに思います。彼らは総力を結集して、実稼働可能な NFV (ネットワーク機能仮想化) オープン ソース プラットフォームへの大きな前進となる、この豊かで多様な体験を生み出しました。今回初めて超並列的な同時リリース プロセスを経験するとともに、このエコシステムを前進させるためにアップストリームとの協業という複雑な課題に対応できることが証明されました。(Brahmaputra に関する詳細はこちらをご覧ください: www.opnfv.org/brahmaputra

Brahmaputra ソフトウェアは、テスト能力の強化 (システムおよび性能のテスト)、新たな展開と統合のシナリオ (新しいコントローラーとインストーラーによる)、常に行われている統合と展開ツールチェーンの自動化改善、そして最後に (これもまた重要な) 多くの新しいキャリアグレード機能 (IPv6VPN 構成障害検出リソース予約データプレーンアクセラレーションなど) を提供しています。

私が最も誇りに思うのは、私たちのコミュニティの成長と力です。システム全体の統合は難しい仕事ですが、入念な協調が必要であり、NFV の実現に向けて前進するには不可欠です。以前に言われていることを繰り返しますが、オープン ソース プロジェクトの力はその開発に関わるコミュニティ次第です。

Brahmaputra では、業界全体の主だった関係者が協業し、いたるところでコミュニティの関与が増えました。例えば Brahmaputra リリースでは、35 のプロジェクトが関わっていますが、Arno ではたった 5 つでした。わずか 10 か月で 6 倍の増加です。さらには、140 人以上の開発者がリリースに関与していますが、これは OPNFV への開発者の参加が 2015  年 8 月から 5 倍に増えたことを意味します。

同時に私たちが行ったことの多くはアップストリームとの協業でした。ここでもBrahmaputra で規模と影響力が大きくなりました。目立たないところでKVM、OVS、OpenStack、Linux カーネル、OpenDaylight プロジェクト、ONOS、Open Contrail、ETSI、IETF など他のコミュニティと協力する努力が行われています。これらの組織からどれだけの開発者が今回のリリースに貢献したかということを考えると、これはオープン ソース開発でしか成し得ない芸当であることがわかります。

Brahmaputra はプロジェクトの成熟度を示す重大な節目となっています。現在は「研究室で使える段階」ですが、SFC  や L3VPN など急速に進化する NFV ユース ケースに実行可能な出発点を与え、研究室環境にサービスを提供しています。Brahmaputra はプラットフォーム レベルのテストやプロジェクトのインフラを強化します。そこには、プラットフォームのさらなる開発の土台なるだけではなく、今すぐにでもテストできるシナリオを持ったフレームワークやドキュメンテーションの更新などが用意されます。

Brahmaputra で日常的に行われる統合プロセスは、大規模な Pharos コミュニティ研究室で新しいユース ケースをテストし、展開するための安定したフレームワークとなっています。Pharos コミュニティ研究室は、Linux Foundation が用意した OPNFV のベアメタル研究室とともにリリース検証に利用され、Brahmaputra の開発においてきわめて重要な役割を果たしています。

OPNFV のリリースはシナリオ、すなわち、コンポーネント構成とそれらの設定、さらに、関連したインストール、統合、テストなどに基づいて行われます。Brahmaputra は段階的に複数の展開シナリオのセットを提供し、追加シナリオが安定してきた時点でリリース エディションのセットとして提供して行きます。今後はプラットフォーム ツールの改良を続け、テスト機能を強化し、新しい機能を実現するためにアップストリーム コミュニティと共に作業を行います。

是非あなたも参加してください。すぐに OPNFV Brahmaputra をダウンロードできますし、開発者ならばメーリングリストに加わったり、OPNFV の方向性を定める週 1 回のテクニカル ステアリング コミッティー (TSC) 電話会議に参加することもできます。また、初めてのプラグフェストを 5 月 9 日の週にコロラド州ルイスビルにある CableLabs 本社で開催します。Brahmaputra リリースに基づく協業とさまざまな製品の相互運用性をテストする良い機会となるでしょう。

OPNFV Brahmaputra 開発者のコメント (参考訳)

「私は Brahmaputra リリースが研究室で使える段階に達したことを誇りに思います。私たちは革新的なアプリケーションを開発し、新しいユース ケースを実験し、プラットフォームの相互運用性を証明することができるようになります。私は特に OPNFV の IPv6 機能を誇りに思います。これによってNeutron Router や ODL L3 Router の現状機能を、OPNFV に管理されて IPv6 vRouter のように機能する仮想マシンに拡張することができます。このように、柔軟なサービス設計と、OPNFV に基づいたプロビジョニングや展開が可能になります。」 - Bin Hu

「このリリースは NFV 機能開発パイプラインの成果です。実際の通信事業者の要件に始まり、信頼できるプラットフォームの実現をめざした、オープン協業を原動力とするアップストリームプロジェクトのコード開発を通じて実現されました。」- 壬生亮太、NEC / OPNFV Doctor プロジェクトのリーダー

筆者について:Chris Price はスウェーデンの Ericsson CTO オフィスで NFV、クラウド、SDN 分野におけるオープン ソース業界協業を主導しており、OpenDaylight プロジェクトや OPNFV プロジェクトのテクニカル ステアリング コミッティーのメンバーを務めています。Chris はこれまでにネットワーク管理、ポリシーコントロール・ユーザー サービス管理、ユーザー セッション コントロール プレーン ソリューションおよび DPI テクノロジーの領域において、システムと技術の開発に豊かな経験を持ち、Ericsson  IP &ブロードバンドのネットワーク アーキテクチャと標準化チームを主導してきました。

  個人名の敬称は略させていただきます。

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