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Home 特集 コラム 中尾 貴光の「中国OSS事情」 中国のLinuxディストリビューション - Novell

中尾貴光の「中国OSS事情」

中国のLinuxディストリビューション - Novell

 

皆さん、こんにちはAnhui OSSの中尾です。


今回はオープンソースの代表格でもあるLinux OSを提供するLinuxディストリビューションの、中国での状況についてお話したいと思います。


Linuxディストリビューションは中国国内と海外の企業に分けられるのですが、海外企業についてまず見てみると世界的な傾向と似ていますが、Novell、Ubuntu(Canonical)、Red Hatの3社が中国市場において活躍が目立ちます。今回はその中でも中国では群を抜いているNovellについてお話したいと思います。


Novellは2005年頃から中国市場への積極投資を開始しましたが、”データセンターソリューション”、”(Windows環境との)相互接続ソリューション”の2大戦略を柱に、売上を毎年2桁成長させてきました。特に”データセンターソリューション”においては「クラウドコンピューティング」、「仮想化」などをテーマに、同社Linux OSのSUSE Linux Enterprise Serverとシステム管理ツールのPlateSpinなどが数多くのIDCに採用されている他、通信業界でも、中国聯通(チャイナ・ユニコム)の次世代IDCクラウドプラットフォーム、華為(ファーウェイ)の仮想化プラットフォームへの導入が決まるなど、同分野でのポジショニングを確立しています。

また、2010年3月には、2012年までに売上を現在から倍増させるべく積極投資をさらに加速させるとして、中国の二級都市への支社設立、現在、北京・上海・広州・深セン・アモイの5箇所にあるNovellソリューションでもセンターの強化、中国研究開発センターの人員強化、販売パートナー・中国国内ISVとの連携を発表しました。


ただ、中国市場で現在好調なNovellにも大きな不安があります。それは、最近ニュースなどを賑わせている買収の噂です。2008年、2009年の年初頃まではSunがトレーニングやMySQLなどで中国市場を賑わせていましたが、Oracleからの買収が報じられて以来、その買収の影響に関する予測や情報以外は殆ど話題に登ることがなくなってしまいました。

Novell買収候補の1社と報じられているVMwareなどは中国市場にも積極投資をしていますが、今後、どこに買収されるのかによって、状況がガラッと変わってしまうだけに注視が必要と感じています。


先述したNovell以外のUbuntu(Canonical)やRed Hatなどの状況は、次回以降で紹介していきたいと思います。お楽しみに。

著者プロフィール

中尾 貴光 (なかお たかみつ)
中尾 貴光 (なかお たかみつ)

Linux/OSS業界に浸かり始めて早10年。現在は中国安徽省馬鞍山市にLinux、Android(Ophone)を中心としたOSSの教育、コンサル、開発などを行う会社を設立し、家族ともに同地滞在中。 現在は上海Androidの会 会長、OESF International Operation China、 安徽省馬鞍山市花山区高級招商顧問なども務める。

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