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Greg Kroah-Hartman氏インタビュー

The Linux Foundation は、Greg Kroah-Hartman 氏 (以下敬称略) がフェローに就任すると発表しました。Kroah-Hartman は、Linux やオープン ソースのプロジェクトで The Linux Foundation と協力する開発者グループの一員になります。これが Kroah-Hartman にとってどういう意味を持つのか、彼と Linux カーネルとの関わりなどについて簡単に伺いました。(インタビュアー:Joe 'Zonker' Brockmeier

 


 

フェロー プログラムは、Linux を発展させる重要なプロジェクトに取り組む開発者を支援するものです。現在、The Linux Foundation では、下記のようなフェローに資金を提供しています。

  • John Hawley – Kernel.org のチーフ システム アドミニストレーターを務めています。
  • Till Kamppeter – Linux におけるプリンティング機能の強化(『接続即印刷』)に取り組んでいます。また、Collaboration Summit における OpenPrinting Summit の主宰や、OpenPrinting プロジェクトの運営などを担当しています。
  • Richard Purdie – Opフェロー プログラムenEmbedded ソフトウェア プロジェクトの開発者兼メンテナーです。また、Yocto Project と Poky Build System のアーキテクト兼メンテナーでもあります。
  • Janina Sajka – The Linux Foundation の Accessibility ワークグループのエグゼクティブ チェアです。
  • Linus Torvalds – 説明する必要はないでしょう。Linus は、フルタイムで Linux カーネルのために働いています。


つまり Kroah-Hartman は、オープンソースのために The Linux Foundation が資金を提供する少数精鋭組織の仲間入りをするわけです。もしあなたが、「どうしたら自分も Grag のようになれるだろう?」と考えているとしたら、答えは単純明快です。-ただし、 簡単ではないかもしれませんが。小さなことから始めることです。 Kroah-Hartman によれば、彼がカーネル開発に携わったきっかけは、USB ドライバーの実装作業だそうです。「私は、USB デバイスを実装する組込みシステムのプログラマーだったので、自分が作ったファームウェアのコードが正しく動くか確認するために、あらゆる OS 上でテストする必要がありました。私は長い間 Linux を使っていましたし、テストの際、USB 関連などのマイナーな問題がいくつかあることがわかったので、それらを修正するパッチを数個提出しました。すると、それらが承認されたので、本当に驚きました。その後、自分が持っているのに Linux が対応していないデバイスのドライバーを書いたところ、それが最終的に承認されて、徐々にカーネル開発への関わりが深まりました。しばらくしてから、Linux カーネルとディストリビューションの開発をフルタイムで行う仕事のオファーがあり、2000 年にこれを受けました。」

Kroah-Hartman は、最近まで SUSE (および、Attachmate が買収する前の Novell) で 7 年間働いていました。SUSE でも Linux 担当のフェローであったため、作業内容にはそれほど変化はありませんが、彼自身は、以前よりも一層カーネルの責任者として時間を割くことができるだろう、と語っています。すでに Kroah-Hartman は、彼の新しい email を反映させ、サブシステムのステータスを "maintained" から "supported" に変更するように、カーネルの "maintainers" ファイルを更新するためのパッチを送っています (この "maintained" とは "それを管理している人物" を意味し、"supported" とは "報酬を受けて、それを管理している人物" を意味します)。

続いて私は、彼が The Linux Foundation で新しいプロジェクトを担当するかどうか訊いてみました。彼は、「現時点で言えることはない」(つまりもちろんイエス) と答えました。

今年のカーネル開発の予想や、カーネル チームが直面している課題についてはいかがですか? Kroah-Hartman は答えました。「予想? 私はそういうことはしません。」

「カーネル開発では、そういうことはほとんど不可能です。来週どんなことが起こるか、どんな新しいコードが入るか、どんな新しいハードウェアがサポートされるかは誰にもわからないですから。 カーネル開発は、"インテリジェントデザインではなく、進化です"、起こっていることに対して反応するので、自分たちが知らない将来的なことのために計画を立てようとはしません。」

「課題はもちろん、コミュニティを成長させること、新しいハードウェアをサポートすること、バグを直すこと、より大規模なマシンにも対応すること、省電力化を追求すること、人々が欲する新機能をサポートすることのすべてでしょう。つまり、まさに私たちがこの 20 年間にやってきたことです。」

インタビュー原文

インタビュー アーカイブ

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