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LinuxCon Japan 2013 Preview

第1回 Linux/オープンソースの“今”が分かる3日間,「LinuxCon Japan 2013」の注目ポイントはココだ!

 

Linuxおよびオープンソースソフトウェア(OSS)の開発に携わる世界中のエンジニアが集うカンファレンスとして,2013年5月29日から31日にかけて,ホテル椿山荘東京で「LinuxCon Japan 2013」が開催されます。このカンファレンスの意義や見所などについて,The Linux Foundationジャパンディレクタの福安徳晃氏にお話を伺いました。

The Linux Foundation ジャパンディレクタ 福安徳晃氏

The Linux Foundation ジャパンディレクタ 福安徳晃氏

世界のトップエンジニアとコミュニケーションできるチャンス

昨年のLinuxCon(LinuxCon 2012 Tokyo)の模様

昨年のLinuxCon(LinuxCon 2012 Tokyo)の模様

――LinuxConとはどういったカンファレンスなのでしょうか。

LinuxConは,Linuxカーネルやそのほかのオープンソースプロジェクトに携わっている開発者や技術者をターゲットとしたイベントです。たとえばカーネルの開発を進めている方々が,プロジェクトを進めていく上でさまざまな課題に直面することがあると思います。このようにオープンソース開発における課題について,オンラインではなく,実際にOSSコミュニティ参加者と直に会って議論して解決するということがLinuxConのコンセプトになっています。

オープンソースは通常,メーリングリストなどを使ってオンラインで開発を進めるケースが多いのですが,このような開発形態であるからこそ,コミュニティ参加メンバーとの信頼関係が実はすごく重要なんです。その信頼関係を醸成しなければ,たとえば新しい開発者がコミュニティに参加しようとしても,なかなか敷居が高いと思うんですね。

またコミュニティの中には有力な開発者がいるわけじゃないですか。たとえば誰かが開発したパッチを取り込むかどうかを決めていく,あるいはそこに影響を及ぼす開発者です。彼らは1日に何百,何千というメールを受け取るわけです。そうすると,すべてのメールに目を通すことは現実的に難しくなり,自分がよく知っている,あるいは信頼している人のメールを優先的にチェックしていくんですよね。なので,コミュニティに積極的に参加して成果を上げるためには,そういった有力な開発者にまず自分を知ってもらう,あるいは信頼してもらう必要があると考えています。

ただオンラインだけで信頼関係を醸成するのはなかなか難しい。だからこそ,実際に会ってコミュニケーションを図ることができるLinuxConのような場所を活用し,有力な開発者に自分の人となりや技術的な関心をわかってもらう。その上でLinuxやオープンソースの開発に積極的に参加してほしいというのがLinuxConの狙いの1つになっています。

――LinuxConの日本での開催は今年で4回目ということになります。この間,どういった変化があったのでしょうか。

まず,毎年規模は拡大し続けています。これはLinuxをはじめとするオープンソースが多くの場所,場面で活用されるようになったからだと考えていますが,それに加えて近年では幅広い領域で使われるようになったことも影響しています。当初は業務のためにLinuxを利用しているユーザー,あるいはそのためのサービスを提供するプロバイダなど一般的に「エンタープライズ」と呼ばれる分野がLinuxビジネスの中心でした。ところが最近はAndroidを中心に,組込みやモバイルといった領域でLinuxの利用がすごく増えています。

実際にLinuxカーネルのパッチ投稿のトレンドなどを見ていても,最近は組込み分野の開発がすごく盛んな印象です。そういったビジネスやコミュニティにおけるトレンドを反映して,以前はエンタープライズの方々が中心でしたが,今は従来のエンタープライズ分野での発表に加えて,組込み分野における発表が増加傾向にあるような気がします。

ただそれも,昨今の「クラウド」や「ビッグデータ」などのビジネストレンドを反映し,どんどん変化してような気がしています。

Automotive Linux SummitとCloudOpenも併催

 
――LinuxCon Japan 2013で特に注目してほしいというポイントはありますか。
 

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